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気持ちは西三河

田舎のオタク 中の人@asarigawara

もし「桃太郎」の主人公がONIGAWARAの竹内サティフォだったら

 むかしむかし、西三河に、おじいさんとおばあさんが住んでいました。

 おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へせんたくに行きました。

 おばあさんが川で小沢健二の「LIFE」を聴きながらせんたくをしていると、ダバダバ、ダバダバと、大きなチョコレイトのかたまりが流れてきました。

「おや、これは良いおみやげになるわ」

 おばあさんは大きなチョコレイトのかたまりをひろいあげて、家に持ち帰りました。

 そして、おじいさんとおばあさんがチョコレイトを食べようとかたまりを割ってみると、なんと中から布袋寅泰のギターを抱えた眼鏡の男が飛び出してきました。

「これはきっと、神さまがくださったにちがいない」

 BOØWYファンのおじいさんとおばあさんは、大喜びです。

 チョコレイトから生まれた男を、おじいさんとおばあさんはサティフォと名付けました。

 サティフォは元気にすごし、やがてタンクトップの似合わない男になりました。

 

  そしてある日、サティフォが言いました。

「ぼく、下北沢に行って、あの子のボーイフレンドになります」

 おばあさんに青いアイロンビーズで蝶ネクタイを作ってもらうと、リーガルとシャツを身にまとって、最終の小田急に乗って下北沢へ出かけました。

 旅の途中でイヌに出会いました。

「サティフォさん、どこへ行くのですか?」

「下北沢であの子に”大好きだよ”って言いたいんだ」

「それでは、お胸につけたリボンをひとつくださいな。おともしますよ」

「ベイベー」 

 イヌは蝶ネクタイをもらい、サティフォのおともになりました。

 サティフォはイヌにマコというなまえをつけました。

 そして、こんどはサルに出会いました。

「サティフォさん、どこへ行くのですか?」

「世界中を敵に回しても守りたい人が下北沢にいるんだ」

「それでは、お胸につけたリボンをひとつくださいな。おともしますよ」

「わかるよ…」

 そしてこんどは、斉藤伸也に出会いました。

「竹内メンバー、どこ行くの」

「下北沢にいる僕だけの女神に会いに行くよ」

「俺も行くわ」

  こうして、マコ、サル、斉藤伸也の仲間を手に入れたサティフォは、ついに下北沢へやってきました。

 

 下北沢では、boys&girlsがヴィレッジヴァンガードで買ってきた雑貨やスタバの新作をならべて、パーリーの真っ最中です。

「君のボーイフレンドになりたいんだ!毎日君のために歌うよ」

 マコはあの子に向かってさりげなくウィンクをし、サルはあの子の髪をそっと撫で、斉藤伸也はヒットソングを口ずさみながらあの子の唇に春カワうるツヤリップをほどこしました。

 そしてサティフォも、ギターをふり回してエコノミーピッキングを炸裂させながら大あばれです。

 とうとうサティフォの目当てのあの子が、

「あの~、実は斉藤くんのほうが……」

と、もじもじしながらことわりました。

 サティフォとマコとサルと斉藤伸也は、ココイチに行き、あの子にフラれたことをわすれて元気よく家に帰りました。

 おじいさんとおばあさんは、サティフォが家につれてきたマコをたいそうかわいがりました。

 そして、斉藤伸也とサティフォは、ONIGAWARAを結成し、のちに国民的ボーイフレンドとなり、しあわせにくらしましたとさ。

 

 

おしまい*\(^o^)/*